国民健康保険は、病気やけがをしたときに安心して医療が受けられるように、加入者が国民健康保険税を出し合い、お互いに助け合う制度です。
なぜ改定するの?
多賀町国民健康保険税の税率は、平成30年度から令和6年度までの7年間、据え置いてきました。しかし、医療費の増大や団塊の世代の後期高齢者医療制度への移行などにより加入者が減少しています。そのため、国民健康保険の財政状況は急速に悪化しています。これまで、収入不足分は財政調整基金や繰越金を取り崩して運営してきましたが、令和7年度にはこれらの資金が底をつく見込みです。これに伴い、歳入歳出の見直しが課題となっています。こうした現状を踏まえ、国民健康保険の安定した財政運営を保つため、令和7年度に税率の改定を行いました。今後も安心して国民健康保険を利用できるようにするため、皆さんのご理解とご協力をお願いします。
改定の内容は?
国民健康保険税率等の比較区分
| 区分 | 改正前(令和6年度まで) | 改正後(令和7年度)
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医療給付費分
| 所得割 | 6.27% | 7.87% |
医療給付費分 | 均等割 | 26,200円 | 32,300円 |
医療給付費分 | 平等割 | 18,400円 | 22,400円 |
後期高齢者支援金分 | 所得割 | 2.55% | 2.83% |
後期高齢者支援金分 | 均等割 | 10,600円 | 11,500円 |
後期高齢者支援金分 | 平等割 | 7,400円 | 7,900円 |
介護給付費分 (40~64歳の人) | 所得割 | 2.07% | 2.38% |
介護給付費分 (40~64歳の人) | 均等割 | 10,300円 | 12,500円 |
介護給付費分 (40~64歳の人) | 平等割 | 5,300円 | 6,200円 |
医療費適正化のポイント
国民健康保険税は、必要とされる医療費等をもとに決定しています。医療費が増加すると、収める保険税も増加してしまいます。医療費の増加を抑制するために、次の3つのことを心がけましょう!1.かかりつけ医・薬局をもちましょう2.重複受診はしないようにしましょう3.ジェネリック医薬品を利用しましょう