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湖東圏域地域公共交通網形成計画について

[2022年6月10日]

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計画策定の趣旨

 湖東圏域(滋賀県彦根市・愛荘町・豊郷町・甲良町・多賀町)では、今後、総人口の減少、少子化、労働人口の減少、高齢者数の増加が見込まれており、地域の活力を維持・向上させるためには、そうした変化に対応したまちづくりが必要となっています。
 現代においては、成人の1人に1台と言われる自家用車の普及、道路整備の進展、大型小売店舗など郊外型の施設の増加、自家用車による通勤の増加などにより、日常の暮らしのなかの移動距離は長くなっていて、移動を支える交通の社会的役割は、かつてないほど大きくなっています。
 一方で、自家用車の利便性の向上に伴って、地域公共交通機関を利用する人は、以前と比べて大きく減少しており、交通事業者単独で維持していくことは、大変困難になっています。このことにより、高校生や高齢者など、自家用車を運転できない移動制約者の日常生活および社会生活における移動手段が確保できなくなることが懸念されています。
 また、地域公共交通は、駅や病院、商業施設、観光拠点などを結び、誰もが気軽で安全に移動できるようにすることで、都市の機能を高め、交流人口の増加によるまちの賑わいや魅力の向上に貢献することも期待されています。
 こうしたことから、地域公共交通は、住民の移動を支える重要な社会資本として、これまで以上に重要な役割が期待されるようになっています。今後は、地域公共交通の課題は、まちづくりに係る地域全体の課題として、取り組んでいくことが重要となっています。

 湖東圏域においては、平成21年に「湖東圏域定住自立圏形成協定」が締結され、地域公共交通分野において、構成各市町が連携して取り組むこととされています。
 これまで、湖東圏域では、将来に渡り自立的で持続可能な公共交通体系の確立に向け、湖東圏域における交通の現況や住民ニーズを踏まえ、湖東圏域における公共交通サービスに関するビジョンを明確にし、さらに具体的な公共交通活性化の計画をとりまとめた「湖東圏域地域公共交通総合連携計画」を平成22 年3 月に策定、その後平成26 年3 月に同計画の第二次計画を策定し、路線バスの改善や予約型乗合タクシー「愛のりタクシー」の運行、総合的な情報提供やモビリティ・マネジメントの取組など、多くの事業を実施してきました。
 こうした取組の結果、路線バス利用者数の減少傾向に歯止めがかかり、予約型乗合タクシーの利用者も順調に増加するなどの成果を見せています。

 一方、平成25年に施行された「交通政策基本法」においては、交通が我々の生活に必要不可欠のものであり、交通の機能を確保・向上していかなければならないとしています。その上で、地方公共団体に交通施策の策定と実施の責務を課しています。
 これに基づき、平成26年11月には「地域公共交通の活性化および再生に関する法律の一部を改正する法律」が施行され、地方公共団体が先頭に立って、関係者の合意の下に、持続可能な地域公共交通網を形成する取組を支援する制度が強化されました。

 本計画は、こうした社会的な要請に基づき、湖東圏域における鉄道、路線バス(コミュニティバスを含む)、予約型乗合タクシーの各交通機関ネットワークを面的に見直し、公共交通のサービスレベルをさらなる高みへ引き上げるために策定するものです。

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